旭川1泊旅行
(2005年3月26日〜27日)
旭山動物園に行こう!と思い立ち
忙しい亭主を置き去りにして、息子と2人で電車に乗った。
日帰りで行ける場所に泊まりで行く気分的贅沢。
(かき消される亭主を置いて行く事への罪悪感。)
いくつかある旭川への特急電車のどれに乗るか
選ぶ所からが楽しい旅行の始まり。

着いたらすぐに軽くランチにしよう!と決めて行ったお店を見つけられず
仕方なく駅前エスタの中にあるコムサカフェででかいサンドイッチを食す。
食べにくかったけど、美味しかった。
周りはカップルとかOL風のおねいさんばかり。場にそぐわぬ母子。
ちょっと恥ずかしい。
エスタのトイレが激混みだったのでまた駅に戻りトイレを探していたら
最初に目星をつけていたカフェレストランを発見してしまい
息子と2人で大いに笑う。
「駅ビル=駅と繋がっているビル」と勘違いした私だった。
だってあの駅は「ビル」じゃない。「ビル」な建物ではないと思う。
いっそ「駅の中のロッテリアの隣り」と書いてあったらすぐにわかったのに。
***
昼食後、ちょっと観光気分を味わうつもりで
前もって調べておいた「伝統美術工芸村」へ行った。
駅から徒歩数分の場所から無料送迎バスが出ていて、車の無い私達にも安心。
入館料もそこそこで時間つぶしに丁度良い感じ。
ただし名前からして小学生が喜ぶかどうかは怪しい場所。むしろ無理がありあり。
・・・と思わせておいてその施設内には実は
染色だの織物だのの美術館の他に何故かひとつだけ「雪の美術館」とかいう
なにやら子供と女性の耳元をくすぐる名前の建物があるのをチェック済み。
息子が楽しめるかどうかは心配だったけれども当の息子本人が
行った事無いんだからまずは行ってみようと言ってくれたのだった。
こういう時、川の流れのような息子は大変ラクでありがたい。
送迎バスには私たちの他に



ローズとミント、ラベンダーが
さほど広くない美術館で、落ち着いた雰囲気の場所だったけれど
予想外に息子は喜んだ。
ああいう所が小学生の息子にウケるとは意外だ。
外へ出るとすぐに「ここ面白かった!」と嬉しそうに言ったので
退屈させることにならなくて良かったと安心。
それに私も結構楽しかったのだ。
場所が場所だけに、おおっぴらにカメラを構えるのもはばかられ
写せなかったのだけれど
館内の中心辺りに小振りのステージがあり
その前にたくさんの椅子が並んでいた。
ステージの上にはピアノとハープが置いてあって
そこは音楽堂なのだった。
それを見た息子は演奏が聴けると思ったらしくしきりに
「いつ始まるの?いつ?」と訊ねてきたが
残念ながら演奏会はイベント時のみだとわかり非常に残念そうだった。
帰りがけにも「演奏が聴きたかった」とこぼしていた。
***
2時間ほど館内で過ごした後、また送迎車で最初の場所まで連れ帰ってもらった。
そこからホテルまでは結構な距離があったのだけど
気分良く喋り続ける息子の声を聞きながら歩いて、結構楽しい時間だった。
***
子連れで下手に歩き回って疲れるのもイヤなので
夕食はホテルで食べようと決めていた。
ところが着いてみればそこは想像を越えた簡素なビジネスホテルで
かつて泊まった事のあるどのホテルよりも小さくて地味で・・・
もうどうしようもないほどにビジネスホテルでしかありえない!という感じの所だった。
こんなホテル、動物園付きプランじゃなかったら絶対泊まることは無かったと思う・・・。
(いや別にサービスが悪いとか不潔だとかそういう話ではない。
泊まるだけなら問題ない。)
試しにフロントで「レストランで夕食は食べられますよね?」と訊ねたら
「最終オーダーが5時半までですが・・・」との返答に驚く。
早すぎる。まだお腹は空いていない。
お弁当を予約すれば6時頃に部屋まで届けてくれると言うので、そうすることにした。
ホテルに泊まって弁当を食べる事になるとは思わなかったが、仕方がない。
何しろそのホテルは繁華街から離れた住宅街にあり
周りに適当な店も無さそうだったのだ。
ところが予想に反して、届いた弁当はなかなか美味しかった。値段も安かった。
ビジネスホテル初体験の息子は「すっごい小さいホテルだね!」といちいち驚き
それすらも楽しんでいるようだった。それを見て私も楽しんだ。
その夜は小さな部屋でお弁当を食べ、お風呂に入り
テレビを観たり窓の外で降り続ける雪を眺めてのんびりと過ごした。