旭川1泊旅行
(2005年3月26日〜27日)


 旭山動物園に行こう!と思い立ち
 忙しい亭主を置き去りにして、息子と2人で電車に乗った。
 日帰りで行ける場所に泊まりで行く気分的贅沢。
 (かき消される亭主を置いて行く事への罪悪感。)
 いくつかある旭川への特急電車のどれに乗るか
 選ぶ所からが楽しい旅行の始まり。 



行ってきます!

 荷物持ち担当の息子。
 1泊なので、一番小さい旅行鞄。
 2人分の荷物を持ってもまだまだ元気。
 でも実は反対側にあるエスカレーターに
 乗ろうとして私にケツを叩かれて
 しぶしぶ階段を登っている。
 リュックには
 すぐに取り出せる必要のある物が色々。

 
 次の発車は〜


 この日の札幌は曇り気味。
 行きはL特急ホワイトアローに乗車。
 予定時刻を6分遅れて来た特急電車。
 待つ時間は長かった。


  北の車窓から

 車窓の外はまだまだ雪景色。
 予報での旭川の天気は
 この日は雪時々曇り
 明日は、曇り時々雪。
 どっちも雪・・・・・・。
 電車の中では息子がすぐに熟睡。
 電車を選んでも意味が無い。
 何に乗ったって、寝てるだけなら同じ。


旭川駅前



 あっという間に旭川到着。
 思っていたより気温が低い。
 赤外線シャツを用意してきて正解。



着いたらすぐに軽くランチにしよう!と決めて行ったお店を見つけられず
仕方なく駅前エスタの中にあるコムサカフェででかいサンドイッチを食す。
食べにくかったけど、美味しかった。
周りはカップルとかOL風のおねいさんばかり。場にそぐわぬ母子。
ちょっと恥ずかしい。
エスタのトイレが激混みだったのでまた駅に戻りトイレを探していたら
最初に目星をつけていたカフェレストランを発見してしまい
息子と2人で大いに笑う。
「駅ビル=駅と繋がっているビル」と勘違いした私だった。
だってあの駅は「ビル」じゃない。「ビル」な建物ではないと思う。
いっそ「駅の中のロッテリアの隣り」と書いてあったらすぐにわかったのに。

***

昼食後、ちょっと観光気分を味わうつもりで
前もって調べておいた「伝統美術工芸村」へ行った。
駅から徒歩数分の場所から無料送迎バスが出ていて、車の無い私達にも安心。
入館料もそこそこで時間つぶしに丁度良い感じ。
ただし名前からして小学生が喜ぶかどうかは怪しい場所。むしろ無理がありあり。
・・・と思わせておいてその施設内には実は
染色だの織物だのの美術館の他に何故かひとつだけ「雪の美術館」とかいう
なにやら子供と女性の耳元をくすぐる名前の建物があるのをチェック済み。
息子が楽しめるかどうかは心配だったけれども当の息子本人が
行った事無いんだからまずは行ってみようと言ってくれたのだった。
こういう時、川の流れのような息子は大変ラクでありがたい。

雪の美術館の隣の建物  送迎バスには私たちの他に
 観光客らしい上品な老夫婦と
 いかにもカメラが趣味らしい若い男性一人と
 一人旅らしい中年の女性のみ。
 なんだか貸切気分。
 走り出して10数分であっさり到着。
 ここは美術館が3つあってそれぞれ入館料が別。
 3つとも入りたい人にはお得な共通券がある。
 私達は「雪の美術館」へまっしぐら。
 ←この建物も雪の美術館の一部らしいが
 中に入れなかったのでなんだか不明。
 結婚式も出来るそうだから、ひょっとすると式場なのかも。

 雪の美術館

 こっちが美術館本館。
 小高い場所にある工芸村の中で
 少し下った位置にあるその建物は
 雪景色がよく似合う
 小さなお城のよう。
 息子も建物を見ただけで喜んでいた。
 ぬいぐるみ好きなだけのことはある。


氷の回廊
 あちこちに雪の結晶の模様。
 階段を下りてドアを開けると
 氷の回廊。
 廊下の両側にあるガラスの向こうは
 氷の世界。
 ガラスの向こうとこちらでは
 30℃の気温差があるのです。
 回廊の中も空気はひんやりとしている。

 見事な氷柱
 この氷の造形も時々調整しなければ
 いけないらしい。
 観覧客は中に入る事は出来ないが
 奥の方には通路のなっている場所も
 見えた。
 でも中に入りたいとは思わない。
 ガラス越しで充分に綺麗。
 極寒体験したいなら
 もっと足を伸ばせばこんな施設も。でも車がないとちょっと大変。
 写真に写りこんでいるオレンジ色の光は
 壁に作りつけられているライトの灯り。
  窓の雪

 とにかくあちこちに六花。
 写真には収められなかったが
 雪の結晶の顕微鏡写真が
 たくさん並んでいる部屋では
 様々な結晶の形を見ることが出来る。
 見ていると時間を忘れてしまう。
 自然は凄い。


静かなカフェで  ローズとミント、ラベンダーが
 ミックスされたハーブティー。
 グラスやカップなどにも六花模様。
 ショップで同じ物が売られていた。
 息子はコーラフロートを頼んだのだが
 親切な店員さんが
 アイスクリームを大盛りにしてくれて
 コーラの泡が溢れ凄い事になっていた。
 静かなカフェで母子は声を殺して笑った。その写真は巧く撮れていなくて無念。

シャンデリア

 ほら、あんな所にも雪模様。
 息子は探し始めたら楽しくなったようで
 あっちにも!こっちにも!と
 指を差して教えてくれた。

 

さほど広くない美術館で、落ち着いた雰囲気の場所だったけれど
予想外に息子は喜んだ。
ああいう所が小学生の息子にウケるとは意外だ。
外へ出るとすぐに「ここ面白かった!」と嬉しそうに言ったので
退屈させることにならなくて良かったと安心。
それに私も結構楽しかったのだ。

場所が場所だけに、おおっぴらにカメラを構えるのもはばかられ
写せなかったのだけれど
館内の中心辺りに小振りのステージがあり
その前にたくさんの椅子が並んでいた。
ステージの上にはピアノとハープが置いてあって
そこは音楽堂なのだった。
それを見た息子は演奏が聴けると思ったらしくしきりに
「いつ始まるの?いつ?」と訊ねてきたが
残念ながら演奏会はイベント時のみだとわかり非常に残念そうだった。
帰りがけにも「演奏が聴きたかった」とこぼしていた。

***

2時間ほど館内で過ごした後、また送迎車で最初の場所まで連れ帰ってもらった。
そこからホテルまでは結構な距離があったのだけど
気分良く喋り続ける息子の声を聞きながら歩いて、結構楽しい時間だった。

***

子連れで下手に歩き回って疲れるのもイヤなので
夕食はホテルで食べようと決めていた。
ところが着いてみればそこは想像を越えた簡素なビジネスホテルで
かつて泊まった事のあるどのホテルよりも小さくて地味で・・・
もうどうしようもないほどにビジネスホテルでしかありえない!という感じの所だった。
こんなホテル、動物園付きプランじゃなかったら絶対泊まることは無かったと思う・・・。
(いや別にサービスが悪いとか不潔だとかそういう話ではない。
泊まるだけなら問題ない。)
試しにフロントで「レストランで夕食は食べられますよね?」と訊ねたら
「最終オーダーが5時半までですが・・・」との返答に驚く。
早すぎる。まだお腹は空いていない。
お弁当を予約すれば6時頃に部屋まで届けてくれると言うので、そうすることにした。
ホテルに泊まって弁当を食べる事になるとは思わなかったが、仕方がない。
何しろそのホテルは繁華街から離れた住宅街にあり
周りに適当な店も無さそうだったのだ。
ところが予想に反して、届いた弁当はなかなか美味しかった。値段も安かった。
ビジネスホテル初体験の息子は「すっごい小さいホテルだね!」といちいち驚き
それすらも楽しんでいるようだった。それを見て私も楽しんだ。
その夜は小さな部屋でお弁当を食べ、お風呂に入り
テレビを観たり窓の外で降り続ける雪を眺めてのんびりと過ごした。

翌日