あの時きみが伝えようとしていたことを
正しく受け取れたかどうかなんて わからない。
その時ぼくが伝えたことのどこまでを
きみが理解してくれたかだって わからない。
こころの距離を
正しく測ることなんて、出来ない。
だからこそ
ぼくはきみを大切だと思った。
瞬間の想いが
どれほど儚くてあやういものであったとしても
あの時 きみを とても大切だと感じたあの気持ちは
疑いようもない真実であったと
それは今 この時にもこの胸の中にあるから。
きみのなかのぼくの記憶が
甘い痛みと共にあればいい。
ぼくのなかのきみの記憶が 今もそうであるように。
言わなかったんじゃなくて
言えなかった
泣かなかったんじゃなくて
泣けなかった
それで きっと
随分と 冷たいひとだと思われた
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